はじめまして
名古屋市名東区
牧会計事務所の近藤です。
スタッフ紹介にある税理士の近藤ではありません。
同じ姓ですが、夫婦でも親戚でもなくまったくの他人です。
ブログを見て頂いている皆さんに区別をして頂く為に
近藤(女)とさせて頂きます。
私 近藤(女)は、牧会計事務所に入所して20年になります。
毎月関与先に伺って会計処理をさせて頂くのですが
会計の事ばかりではなく色々なお話もさせて頂いています。
そんな会話の中で
相続の事、贈与の事を心配されている方が
多くいらっしゃると感じました。
相続税や贈与税の申告に関しては専門分野ですので
ご相談に応じる事はもちんですが
その前に財産・負債を把握し残せる物は何があるのか
誰に残したいのか
整理をしてみてはどうでしょうか。
そしてそれを公正証書や遺言書にする前に
エンディングノートの様に書き出してみては
如何ですかと提案させて頂きました。
そんな折
「エンディグノートの書き方講座」開催
という新聞広告が入りました。
何か参考になればとの思いと
自分自身も興味があったので早速申し込みました。
定員20名とあったのですが行ってみると40名は越えていました。
皆さん関心がある事なのですね。
「エンディングノートを書く事は
残された家族に迷惑を掛けない為でもあるけれど
自分自身を見つめ直す為にもあるのです。」
そんな話から講座が始まりました。
〇まずは自分自身の基本情報を書きます。学歴や職歴も書いておきましょう。
若い頃の仕事などは 子供は知らなくてビックリ!
なんて事があるかもしれません。
〇両親や配偶者、子供との思い出を書きます。
言われて印象に残っている事、一緒に行って楽しかった場所、何でもいいのです。
思い出して懐かしんで書きましょう。
〇そして、自分について書きます。
小さい時から今までの事で、夢中になっていた事
聞いていた音楽など思い出せるでしょうか。
〇次は財産を書き出します。
(決して暗唱番号まで記入してはいけません)
特にインターネットバンキングの様に
通帳がない預金は家族には分かりづらいです。
〇生命保険などは
契約会社 保険金額 受取人を明記します。
請求もれの保険金がかなりの額あるそうですよ。
〇葬儀の希望は伝えておきましょう。
訃報を知らせて欲しい友人などは
連絡先を書いておかないと伝わらない可能性が大です。
〇それから、延命治療をするかどうかも
はっきり言葉で伝えておかないと
後から分かるなんて事になりかねません。
エンディングノートは法的に何の効力もありませんから、
何度書き直してもいいのです。
その講師の方は、毎年書き直しているそうです。
気負わず 書ける事から書いていけばいいのだそうです。
少し気が楽になりますよね。
講師の方の話は、
テンポも良く時々笑いを誘う様な事もあり
あっという間の2時間でした。
その中でも一番心に残ったのは、
「エンディングノートを書く為に自分自身を見つめ直し
これからの自分がより自分らしく生きて行ける様
親の事 子供の事 友達の事を今一度思い返してみて下さい。
そしてもう一度会いたいと思ったら可能であれば
是非会いに行って下さい。」
と言われた事です。
目的も忘れて
何だか清々しい気持ちになって帰路に着きました。