名古屋市名東区
牧会計事務所の 近藤(女)です。
2020年4月から給付型奨学金の
新制度がスタートします。
住民税非課税世帯
・準ずる世帯の学生が対象ですが
授業料・入学金の減免/減額
プラス
給付型奨学金の支給
というものです。
対象となる大学・短期大学は
1078校の内 1047校 (97.1%)
高等専門学校は 57校の内 57校 (100%)
専門学校は 2713校の内 1689校 (62.3%)
大学・短期大学は ほぼ対象と言っていいでしょう。
対象になる学校名は
日本学生支援機構のホームページに
載っていますので 確認して下さい。
支援される額はかなりの額になります。
例えば
私立大学で
自宅以外のアパートなどから通うとすると
授業料が年額 700,000円
入学金が 一回限り 260,000円
給付金は 月額 75,800円
年額 909,600円
入学年度は 年額 1,869,600円
次年度からは 年額 1,609,600円
支給される事になります。
もちろん これだけでは 大学に通う事は
無理かもしれませんが
かなりの助けになると思います。
この金額は 世帯収入から算出される
住民税が非課税の場合ですが
より多くの人が支援を受けられるよう
収入が一定金額以下であれば、
3分の2 又は 3分の1
の支援を受ける事が出来ます。
高等学校や大学ごとの
推薦枠もありません。
世帯収入や資産の要件を満たしている事など
その世帯によって支援される金額も変わりますので
これも、日本学生支援機構のホームページで
シュミレーションする事が出来ますので
実際の状況を入力して確認してみて下さい。
支援の対象になれば
すでに入学していても支援を受ける事が出来ます。
2019年度までに支払った入学金や授業料は
戻ってきませんが、2020年度からの授業料は
減免になります。
しかし!
一番肝心な事は
学ぶ意欲がある事!
学業成績、学修計画書等により確認されます。
この制度の目的は
学びたい気持ちを応援します
「将来、社会で自立し、活躍できるよう
しっかりと勉学に励むことが大切です」
とあります。
今までは、やりたい事があっても、その為の勉強には多額のお金が掛かるので
諦めてしまっていた人は少なからずいたと思います。
そんな人の手助けに、必ずなると思います。
借りた奨学金を返済出来なくて困っている。
返済が滞ってしまい、保証人を苦しめたりブラックリストに載ってしまう。
などはよく聞く話です。
そんな悲しい事にならない様、色々な支援が増えていって欲しいと思います。