2020年6月1日 9:00 am

スーツの上着を着るのが暑くなってきました。

梅雨ももう間近です。

 

名古屋市名東区、牧会計事務所の佐藤です。

 

緊急事態宣言の終了を受けて、

愛知県内の公共施設も続々と再開されています。

個人的に週に1回程、千種スポーツセンターでキックボクシング同好会を開催しておりましたが、

 

6月から再開いたします。

 

開催日時はお問い合わせ下さい。

※参加費用は施設利用料300円のみです。

 

 

さて、今回は前回自分が投稿したブログ

https://maki-kaikei.com/2020/05/13/減価償却ってなに%ef%bc%9f/

 

減価償却ってなに?の続きを書いていきます。

 

 

「節税には4年落ちのベンツが良い」

 

巷で節税の為によく言われている言葉ですが、このカラクリを説明したいと思います。

 

車などの資産には法律で定められた耐用年数があります。

車の場合は6年です。

新車で車を購入した場合、

6年間かけて費用にしていきます。

 

つまり、定額法の場合、期首に購入した新車は(仮に高級車として600万円とすると)

1年目では100万円しか経費にできません。(1/6相当)

 

資産は中古品になると、耐用年数が少なくなっていきます。

車の場合、1年落ちですと耐用年数5年に

2年落ちですと耐用年数4年

4年落ちですと耐用年数2年

これより古いものは、耐用年数2年のままとなります。

 

現行認められている償却方法のうち200%償却法というものを選択すれば、

1年目で全額経費にすることが出来ます(※期首に購入した場合)。

もちろん、期末ギリギリの購入になると、それだけ経費に出来る額は少なくなります。

 

さてなぜ「ベンツ」なのでしょうか

それは高額でありながら比較的値崩れしにくいからだと思います。

 

購入価格と再販価格の差が著しく開かない車であれば(値崩れしにくい車)、

ベンツでなくても大丈夫です。高級車であればあるほど1年目で経費に出来る額は増えていきます。

 

今年は利益が多額に出そうだという方は、

4年落ち以上の車を出来るだけ早く購入する事も節税策の一つかもしれません。

 

 

期首に600万円の4年落ちベンツを購入したとし、

仮に実効税率を30%とすると、180万円の節税効果があります。

 

しかし、翌期に再販すると、例えば400万円で販売出来た場合、

簿価は0(正確には1円)のため、400万円の収益となってしまいます。

ここに対してももちろん課税されてしまうため注意が必要です。

 

600万円の車を購入しても、

180万円の節税効果+実質400万円の簿外資産=580万円

となります。

 

 

節税には4年落ちのベンツを買え

この理由お分かりいただけましたでしょうか。

 

自分もいつか高級車を乗り回してみたいものです。

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