2021年6月9日 10:59 pm

牧会計事務所 所長の牧です。

 

女子USAオープンゴルフで、笹生優花選手が見事優勝しました。

 

19歳351日での優勝は最年少優勝です。その日は、全仏オープンテニスで錦織圭選手がベスト8をかけて戦っていましたので、午前4時からスタンバイしてWOWWOWのチャンネルを交互に変えて、両方を観ていました。

どちらとも地上波は放送していませんし、早い時間帯であったためLiveで観戦をした方は少なかったと思います。

 

残念なことに錦織選手は簡単に負けてしまったので後半からは、ゴルフの方に集中して観ました。

全米女子オープン選手権は、女子のメジャーの大会で優勝賞金は1億円を超えるビックマネーの大会です。日本女子のメジャー制覇は、記憶に新しいところでは”しぶこスマイル”で有名になった2019年全英女子オープンを制覇した渋野日向子選手と1977年に全米女子プロゴルフ選手権を優勝した樋口久子さんと今回の笹生優花選手の3人しかいません。

メジャーで優勝することは並み大抵では不可能ですが、男子では松山選手が、今年のマスターズに優勝して海外の日本人選手の活躍が続いています。しかも、この大会は、4ラウンドでは決着がつかず、日本人選手同士、1着の決着をつけるプレーオフになりました。解説者の岡本綾子さんが、その現実を”まるで夢でもみているよう”と表現したのも納得できます。

 

優勝した笹生選手は、男子のような豪快なホームで、全く体がブレずに抜群の飛距離を誇ります。小学生の時から父子で海外での優勝を目指して、下半身の強化をしてきたそうです。足に鉛を巻いて、走ったり、野球のゴロを受けたりして下半身を鍛えたそうです。それだけでなく海外を見据えて語学勉強もしました。決して運が良かったのではなく、大きな夢を実現するために地道な努力を積み重ねた結果、今回の優勝があったのでしょう。

最終日は2位からスタートしたものの、2番、3番で連続ダブルボギーを叩いて、いきなり順位を落としました。そのままズルズル後退して行っても不思議ではなかったのですが我慢のゴルフを続け、16番、17番で連続バーディーを取って追いつきプレーオフに持ち込みました。

下半身の強さだけではなく、精神面の強さにも驚かされました。ゴルフはメンタルが大きく左右します。20歳前でこのようにメンタルの強さを持っている笹生選手、メジャー1勝はほんのスタートに過ぎないでしょう。恐らく世界ランク1位になり、メジャー優勝を積み重ねていくことでしょう。

ダイナミックなゴルフと今後の活躍を期待します。

 

 

 

 

 

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