2021年6月15日 12:38 am

緊急事態宣言が延長されてから、2週間が過ぎました。晩御飯を外で食べることがほとんどなくなりました。20時までの時短営業よりも、酒類が飲めないことが1番の理由だと思います。本当に飲食店の方々のご苦労を考えると言葉を失います。

 

牧会計事務所 所長の牧です。

 

愛知県の社長の平均年齢は、全国平均より1.0歳下回る59.1歳です。これは、前年より0.2歳上回っています。しかも10年連続して平均年齢は上昇しています。

 

業種別では、不動産業が61.6歳と最も高く、一番低いサービス業より3.7歳高くなっています。会社の売上規模的には、小規模企業ほど社長の年齢が高い傾向です。80歳以上の社長も全体の5%以上を占める程です。これは、後継者不在が大きな要因になっています。

 

業歴別の年代構成比をみると、業歴の長い企業ほど代表者の年齢も高めになっています。唯一30歳未満が1%を上回ったのは業歴10年未満で、最多の年代も40代となっている一方で業歴が100年以上では、60代が約3分の1を占めています。

 

社長を出身地別にみると、地元の愛知県出身者が1位で約4万1000人(構成比84%)となり、他県出身者に比べ圧倒的に多い結果になっています。2位は岐阜県、3位は三重県となり、東海3県の出身社長が上位を占めています。

 

所在地と社長の出身地が同じ企業の割合は、東京都が約53%、大阪府が約71%となっていて、愛知県は他の大都市圏と比較しても、出身地の企業で社長を務める割合が極めて高く、地元志向の強さを裏付ける結果となりました。

 

2020年の愛知県の社長交代率は、約3.6%で前年よりも上回わりましたが、全国(3.8%)との比較すると下回りました。社長交代率は、愛知県、全国ともに低水準で推移しています。

 

社長交代率が低水準にとどまっている背景には、全企業の大半を占める中小零細企業で業績や先行きの厳しさなどから後継者を置かずに、現社長での事業を終わらせようと考えている企業が増えてきています。さらに少子高齢化の影響や年金受給年齢の引き上げで引退時期が遅れているほか、平均寿命の延びに伴う社長就任期間の長期化も一因と見られています。

 

社長というポジションは大変な仕事ですが、一度経験をしてみると結構居心地の良いポジションなんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

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