2021年10月20日 1:28 pm

牧会計事務所 所長の牧です。

 

先日、妻が階段の一番上から10段滑り落ち、右手を骨折しました。重い荷物を持ち上げてバランスを崩して落ちてしまったそうです。右手の他、足首、膝、腰も強打してしばらくは身動きが出来なくなりました。

 

妻がケガで右手が使えなくなると、当然、私に多大な影響を受けます。まず、車の運転が出来ない、炊事が出来ない、掃除が思うように出来ない、当然ゴミ出しも出来ない。

 

それを100%ではないですが、私が代わりにやらなくてはなりません。昭和の夫ですから炊事、洗濯、掃除、ゴミ出しなどしたこともなく、何もかもほとんど初めての作業になります。

 

炊事は、出来ないので仕事帰りに、スーパーで買い出しをしました。閉店間際になると物が少なくなりますが、それと同時に半額割引になるのです。どれもこれも半額割引なので、滅茶苦茶お得感があるのに驚かされました。炊飯だけはしなくてはならないので、40年ぶりにお米を研ぎました。大学の下宿生活以来です。

 

ゴミ出しも、曜日によって不燃ごみ、生ごみ、ペットボトルなど区別して出さなくてはなりません。ゴミ出しに行くと町内の方が分別が出来ているか確認作業をして、町内のゴミ管理をきっちりしてくれているのを初めて知りました。

 

今回のことで、妻の家事労働の大変さを思い知らされました。感謝しなければなりません。

 

ところで、家事労働をお金に換算するといくらくらいになるのでしょうか?

家事労働の時間を、外で仕事をしたとした場合

 

妻が、1日のうち家事や家族のために費やしている時間は、約7時間です。愛知県の最低賃金の時給は1時間955円として、955円×7時間=6,685円。家事や育児には休みはありませんので、月の労働を30日として計算すると、6,685円×30日=200,550円になります。

 

家事代行サービスを利用した場合

 

家事代行サービスの利用時間は、1回あたり2~3時間以上で、料金の相場は3時間の場合は7,000円~14,000円です。1週間に5回利用すると、最低でも7,000円×5回×4週間で140,000円。最高値の14,000円ですと280,000円になります。

 

この数字をみると家事はタダなどとは、とても言えません。日本では、まだ女性が中心となって家事してるケースが多くみられます。夫のなかには、”俺は外で稼いできているのに妻はなんの稼ぎもしない”と主張する人がかなりの数いるのではないのでしょうか?

 

家事はタダではありません

 

考えを改めた方が良いでしょう。

 

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