2021年11月11日 9:09 am

11月に入ってもまだまだ暖かい日が続いています。最近、秋花粉で鼻づまりが始まりました。

牧会計事務所 所長の牧です。

 

先日、10月30日、31日に中川運河でアート事業に参加してきました。参加したというか、私はただの名義人で、実際は息子がアート作品を展示したのですが……

私は、大半が見物で少々のお手伝いといったところです。

 

今まで中川運河は存在だけしか知りませんでした。中川運河はどんな役割だったのでしょうか?

 

もともと、名古屋港と都心を結ぶ水運の軸として、名古屋の経済・産業の発展を支えてきた歴史をもつ運河だったそうです。昭和7年に全線供用された後、昭和39年に水運利用のピークを迎えましたが、貨物輸送がトラックへと変化したことなどから、現在では1日数隻の船の往来となっています。

 

今では、この中川運河の広大な水辺に新たな価値や役割を見出し、うるおいや憩い、にぎわいをもたらす運河へと再生を目指して様々な取り組みを進めています。

 

今回、その取り組みのひとつとして、中川運河の魅力向上を目指し、中川運河を舞台とする市民交流や創造活動につながるアートへの助成事業が行われました。

 

助成金は、プロジェクト部門(中川運河の”場”を活かす斬新な発想と実験的な取組により、”街への誇り”を地域に育む創造的なアート事業)には、300万円。

 

トライアル部門(プロ・アマ問わず全ての人がアートでチャレンジし、市民や地域の方々の運河への関心を高めるようなアート事業)には、50万円

 

私たちは、トライアル部門の助成金50万円で応募しました。応募資格が東海三県に在住または在勤する者という条件があり、関西に在住する息子は当てはまらないため、私に代表の役目が回ってきたのです。

 

アートの場所は松重閘門の付近で、半径4メートルの半円のオブジェを運河に設置し、オブジェが水面に反射することで、運河と街にひとつの円環を浮かべます。

 

 

 

 

 

この巨大なオブジェの製作は大変で、合板会社の方々の職人技がなければ完成することは出来ませんでした。実際に1トンの重さのアーチが沈まず、傾かずに浮くかどうか初めてのことで分かりませんでしたが、全く傾かずに浮いたときは感動しましました。

 

 

電飾は当初、息子がやるつもりでしたが、素人が綺麗な半円を作ることは難しく、知り合いの電機会社に協力して頂きました。これも職人技で一寸の狂いのない半円をそして水面には全く同じの半円を映しだすことが出来たのです。

 

そして、ドローンでこの半円をくぐり、上空から映し出されたこのオブジェと運河、そして名古屋市の街との共演は、神秘的なものとなり強いつながりを感じました。

今回のアーチ事業は、皆さんの協力なしでは成功することは出来ませんでした。協力して頂いた方々に大変感謝したします。

有り難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

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