北京オリンピックが閉幕したとたん、衝撃的な事件が勃発しました。ロシアがウクライナを軍事的に侵攻し、戦争が起きてしまいました。戦争なんて、平和ボケした日本人の私には、ピンと来なくてミサイルが街に飛来する映像を観て衝撃を受けました。
牧会計事務所 所長の牧です。
私が生まれる20年前には、日本は戦争の真っ只中で父親の兄弟や親戚が戦争に駆り出されて多くの人が戦死しています。そのことを考えれば、戦争が起きても不思議ではないのですが、ここ半世紀以上も平和な日々が続いていると、戦争なんて映画の世界だけにしか思えなく、全く異次元の出来事しにか思えなくなっています。
しかし、現実にロシアがウクライナを軍事的に侵攻しました。
ウクライナとはどんな国なのでしょうか?
ウクライナという国は、私にとってはあまり馴染みのない国でした。ただ、ウクライナの男子体操のベルニャエフ選手は記憶に残っています。
彼は、2016年のリオデジャネイロ五輪で内村航平選手と最後まで争い、逆転負けをして銀メダルになりました。その後の記者会見で、内村選手に対して”審判から好意的見られているいるのでは”と辛辣な質問をした記者に対して、ベルニャエフ選手は割って入り、”今の質問は無駄だと思う。内村選手は、キャリアのなかで高い点数を取ってきた。みんな内村にあこがれている”と反論しました。その時の彼の言葉に感銘を受けました。
ウクライナは、人口4130万人で、ヨーロッパでは8番目に人口の多い国です。首都はキエフ、ただ、人間開発指数は74位の発展途上国で、ヨーロッパでは2番目に貧しい国であり高い困窮率と深刻な汚職に悩まれているそうです。
先のベルニャエフ選手も劣悪な練習環境であることが報道され、インタビュー後、称賛した人たちから新しい体操器具の購入費の寄付の申し出などが届いたそうです。
ウクライナは、肥沃な農地が広がっているため世界でも有数の穀物輸出国です。さらに、軍隊はロシア、フランスに続いてヨーロッパでは3番目に大きい国です。
現在、ロシアの侵攻が進んでいるように報道されていますが、ウクライナの激しい抵抗で戦争が益々激化するように感じます。ロシア軍は想定以上の被害が出ているようです。
しかし、ロシア人もウクライナ人も誰もこの戦争を望んでいません。民意を無視した大義のない国家間の紛争は何の意味があるのでしょうか?
話し合いで早期に解決をしてもらいたい。