連日暑さ厳しい日が続きます。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今年の夏の気温は、どこまで上昇するのでしょうか。
おはようございます。名古屋市名東区 牧会計事務所 中山です。
熱くなりはじめの時期は、身も心も暑さに対する準備不足で、熱中症になりやすいそうです。ご注意ください。
さて、夏といえば、6月30日、国会議員に夏のボーナスにあたる期末手当が支給されました。
賞与(ボーナス)にも、給与と同じように所得税が源泉徴収されます。(平成25年1月から令和19年12月までは復興特別所得税も徴収されます)
源泉徴収は、給与、賞与、利子、配当等の支払者(例、会社など)がそれらを支払うときに、所得税などの税金を預かり、それを国、地方公共団体等に納める制度です。会社員や公務員などの給与所得者は、給与等の支給を受ける際、源泉徴収税額表によって所得税及び復興所得税の源泉徴収をされます。その源泉徴収をされた税額の1年間の合計額は、給与所得者の1年間の給与総額に対する年税額と通常は一致しません。(一致しない理由として、控除対象扶養親族の異動、生命保険料や地震保険料の控除などがあります)この不一致を精算するため「年末調整」を行います。
源泉徴収の制度は、これによって国は税収の確保と徴税手続きを効率的に行い、納税者側は、申告、納付等に関する事務手続きが少なくすることができます。日本では、給与への源泉徴収が昭和15年(1940年)に始まりました。約80年前に始まった給与への源泉徴収制度は効率的な方法ではありますが、給与の支給を受ける側は、源泉徴収(天引きともいわれる場合もあります)された後の手取り額を給与総額としてとらえてしまい、納税をしているという実感が薄れてしまうこともあります。
日本国民が健康で文化的な暮らしをするために、国は様々な公共施設を建築し、公共サービスなどを行います。国民が法律にもとづいて納めた税金(所得税、消費税、相続税、法人税など)を内閣がどのように使うか予算案を立てます。その予算案を内閣が国会に提出し、国会では国会議員が話し合い、議決します。国会議員は、国民が選挙によって選びます。税金の使い道は、国民が選挙で選んだ国会議員で決めているので、国民が決めているとも考えられます。
現在、参議院議員通常選挙(7月10日投開票)の選挙期間中です。7月10日には、投票所に行き、税金の使い道を決める国会議員を選びたいと思います。