2022年11月9日 5:00 am

「一雨一度(ひとあめいちど)」という秋の言葉があります。雨が降るごとに気温が1℃下がるという意味だそうです。秋が深まっていく様子を指す言葉らしいですが、ニュースのお天気コーナーで紹介されていました。「三寒四温」ぐらいしか天気に関する四字熟語を知らなかったので、勉強になりました。朝晩は本当に寒くなりました。季節は秋から冬に移りかけています。自分は、冬物への衣替えが途中かけのままなので、早く片づけをしなくてはいけません。

お世話になっております。牧会計事務所の神尾です。

 

今年の10月31日から自転車の危険運転取り締まりの強化が実施されましたが、皆様はご存じですか。

これまでは自転車の違反には罰則を伴わない「警告」と、特に悪質な違反には刑事罰の対象となる「交通切符」、いわゆる「赤切符」を交付する2つの方法で取り締まってきました。また、交通切符を交付された違反行為で3年以内に2回以上検挙されたり交通事故を起こしてしまった場合には自転車運転講習を受講しなければなりません。3時間の受講時間で、愛知県の受講費用は6,000円だそうです。ちなみに講習を受けなかった場合には5万円以下の罰金が科されます。

今までは上記のように「警告」によって取り締まることをメインとしてきましたが、自転車による事故が相次いでいることから取り締まりを強化したそうです。具体的には「信号無視」、「一時不停止」、「右側通行」、「徐行せず歩道を通行」の4項目について、違反者には警告にはせず赤切符を交付して検挙していくそうです。

そして、この講習ですが、14歳以上が対象となりますので、中高生の子供がいる家庭は特に注意が必要です。車の運転をしていると車目線の判断が加わるので、無茶な自転車の運転はしないかと思いますが、車の運転をしたことがない高校生以下の子供には、車の運転者の目線が理解できないので、危ない運転をする子供見かけることが多々あります。大人はもちろんですが、子供にも周知徹底すること、何よりも安全運転をすることが重要ですね。

 

それでは、インボイスについてのQ&Aをご紹介いたします。

まず、口座振替・振込による家賃の支払をしている場合です。

事業所の家賃を支払っている場合、たいていの場合が口座振替もしくは口座振込で支払っているかと思います。この場合でも仕入税額控除を受けるためには、原則として、適格請求書の保存が必要なんですが、家賃のような口座振替では請求書や領収書の交付は受けていないのがほとんどだと思います。このような場合には、どうしたら良いでしょうか。

ひとつは、貸主に依頼して適格請求書の発行を依頼することです。ただ、それが簡単にできればQ&Aに記載されないのでありまして、それ以外の方法がありますので、ご紹介いたします。適格請求書として必要な記載事項は、一つの書類だけで全てが記載されている必要はなく、複数の書類で必要な記載事項が満たされれば、その全体で適格請求書の記載事項を満たしたことになります。したがって、家賃のような場合に、貸主との賃貸借契約書類と実際に取引を行った事実を客観的に示す書類(通帳など)を保存しておけば要件を満たすことになります。客観的に示す書類については、通帳や振込金受取書、インターネットバンキングの場合には振込等の画面をコピーしたものや明細をCSVファイルにダウンロードしたものが該当します。このような書類については7年間の保存義務があり、電子データにつきましては電子帳簿保存法により電子データも併せて保存するようにしてください。「インボイスQ&A問79」

次に、立替払いをしてもらった際の処理です。

事業活動を行っていると仕入れや経費の支払いを立て替えてもらう場合があります。例えば、親子関係のある会社や得意先、経営者が複数経営している場合の関係会社など、商品を安く仕入れるためにまとめて大量に注文する場合などにこのような立替払いの処理をすることが考えられます。このような場合に適格請求書の内容には、通常、仕入先と立替払いをした事業者の名前しか記載されておりません。ここで、立て替えてもらった事業者は仕入税額控除を受けるにはどのようにすればよいのでしょうか。

この場合、立替を受けた事業者は、仕入先から立替払いをした事業者に交付した適格請求書をそのまま受領したとしても、適格請求書にすることはできません。立替を受けた事業者は、立替払いをした事業者から立替金精算書等の書類を作成してもらい、その書類と仕入先から交付された適格請求書の保存をもって、初めて要件が満たすことができます。「インボイスQ&A問78」

 

最近、顧問先にお伺いすると、インボイスの話題が多く出てきます。上記のように、インボイス制度が始まると、余分な一手間がたくさんかかってくるとは思いますが、関わりが多そうな点から色々ご紹介して来年の制度開始に準備ができるようにお手伝いをしていきたいと思います。

ご拝読ありがとうございました。

 

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