高額な賞与については源泉所得税に注意が必要

WBC優勝おめでとうございます！

漫画のような結末でびっくりしました。準決勝も決勝もリアルタイムで観れなかったのが少し残念でした。

 

 

 

 

 

先日、顧客様との研修旅行で福岡に行って来ました。３年振りの飛行機で、さらに新中部国際空港ができて以来、２０数年ぶりに県営名古屋空港から飛行機を乗りました。バスに乗ってタラップで飛行機に乗ったことはあったのですが、タラップまで歩いて飛行機に乗ったのは初めてでした。県営名古屋空港はFDAとJALの共同運航のみですが、札幌、青森、花巻、山形、新潟、出雲、高知、福岡、熊本などに行くことができます。

 

 

 

 

 

福岡では、本場の豚骨ラーメンを〆に食べ、帰りの待ち時間に一杯づつ２店舗をはしごをして都合３店舗３杯食べて堪能してきました。味はもちろんのこと麺がとても美味しかったです。

 

牧会計事務所　所長の牧です。

 

会社の代表者や他の取締役が事前確定で賞与をとることがあります。事前確定をしていれば役員でも賞与は経費に計上することができます。なかには、毎月の給料は３０万円で、年２回の賞与は５００万円づつ支給するというケースもあります。

 

この場合、給与計算をエクセルなどの表計算で算出した場合や”賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表”で計算すると賞与の源泉所得税額は極端に少なく計算されてしまいます。そのままの源泉所得税で年末調整をすると年末調整不足額がものすごい金額になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

そこで、前月中の給与等の金額がない場合や前月中の給与等の金額が前月中の社会保険料等の金額以下である場合又はその賞与の金額が前月中の給与等の金額から前月中の社会保険料等の金額を控除した金額の１０倍に相当する金額を超える場合は、以下の計算式で計算した金額とします。

 

前月の給与の金額の１０倍を超える賞与の場合

①（賞与の額－社会保険料等)÷６(半年に１度年２回の賞与の場合）

②①＋(前月の給与の額－社会保険料等)

③②の金額を”月額表”に当てはめて税額を求める。

④③－前月の給与に対する源泉徴収税額

⑤④×６

 

賞与の金額が前月の給与の金額の１０倍を超える場合には、上記の計算式で計算すると年末調整では不足にはならないと思います。年末調整は還付が当たり前になっていますので、多額の不足が発生して１２月の給料が０円どころかマイナスになってしまうことは避けましょう。