2023年4月20日 9:36 am

もうすぐゴールデンウイークです。新型コロナウイルスの影響で、ここ3年は自粛した静かなゴールデンウイークでしたが今年は賑やかになりそうです。

 

牧会計事務所 所長の牧です。

国土交通省が発表した2023年1月1日時点の公示地価の全用途平均は2年連続で上昇しました。新型コロナウイルス下で緩やかに景気が持ち直す中で、都市部を中心に地価の上昇が継続し回復傾向です。三大都市圏では大阪圏の商業地が3年ぶりに上昇へと転じました。

 

 

 

 

 

 

名古屋圏の商業地は3.4%上昇し、名古屋市内では全16区で上昇幅が拡大しました。高級ホテルや大型商業施設の再開発が進み、地価上昇のけん引役となっています。さらに人流が回復し店舗の出店意欲も戻りつつあります。上昇率が最も高かったのは栄地区の”シティコーポ久屋・建設会館”でした。

 

名古屋圏は商業地・住宅地ともに上昇幅が東京・大阪圏より大きいのは、コロナ禍によるインバウンドによる減少の影響が小さく回復も早かったとみられています。住宅地は2.3%上昇しました。名古屋市内では中区や東区の上昇率が高く、市町村別で最も高かったのは東海市で7.8%上昇しました。東海市は名古屋駅まで20分位と利便性が高く、名古屋市内と比べると価格も安いため上昇しています。

 

その一方で、住宅地が前年より減少している県が22県あり、商業地では23県あります。和歌山県は住宅地、商業地とも2年連続で1%以上の下落をしました。地方都市部では回復が遅れています。

 

愛知県の市町村別の住宅地の平均価格は、順位は前年と変わらず、1㎡あたり名古屋市201,300円、長久手市157,300円、刈谷市156,400円、安城市143,200円、日進市137,500円の順位になりました。名古屋市内では、中区、東区、昭和区、千種区、瑞穂区の順位です。

 

商業地では、1㎡あたり名古屋市1,023,600円、刈谷市192,000円、知立市192,000円、長久手市188,500円、豊田市183,200円となり知立市が前年の4位から2位に上がりました。知立市は名古屋駅まで20分と近く西三河の玄関口として都市開発が行われ、知立駅ならびに駅周辺が大きく変わろうとしています。その結果商業地が大きく上昇ました。名古屋市内では、前年と変わらず中村区、中区、東区、熱田区、千種区の順位なりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最高価格は、住宅地では栄2丁目612番地で1,700,000円で前年よりも130,000円上昇しました。商業地ではミッドランドスクエアの19,000,000円で前年よりも500,000円上昇しました。

 

 

 

 

 

 

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