ようやく先週の末に梅雨明けをしました。これから夏本番です。夏の暑さには滅法強い私ですが、最近の暑さは尋常ではなく体に堪える時もあります。熱中症には気をつけて夏を乗り切りましょう。
牧会計事務所 所長の牧です。
大手企業では夏のボーナスが支給されました。私は支給する方の立場でありますが、他の企業がいくら支給しているかは関心があります。大手企業の総平均額は95万6,027円とのことです。なんともすごい額ですね。羨ましい限りです。こちらは支給する方なので誠に申し訳なく感じます。まあ上場企業ですの比べるにはおこがましい限りです。
業種別では、建設業が一番多く、約127万円ですが、昨年に比べ、2.3%減少しています。100万円を超えているのは、機械金属業、造船業、自動車、食品などでコロナ禍から経済活動の回復を受けて業績が上向いた企業が多く、従業員へのボーナスも手厚くなったようです。
次に中小企業も含めたボーナス支給額は、民間企業の一人当たりのボーナス支給額は、前年比2.8増の約40万円ということです。このうち、製造業は前年比2.4%増の約54万円、非製造業は前年比3.1%増の約37万円で、いずれも前年比プラスになりました。
従業員別でみると20人未満の会社では、約45%の会社がボーナスを支給していません。残りの55%の会社の平均支給金額は約27万円です。20人以上50人未満になると約75%の会社で支給をしていて、平均支給金額は約30万円になります。支給比率は上がりますが、金額は3万円くらいの違いです。50人以上になると支給率は約83%になり、支給金額も約34万円になりました。
昨年の夏のボーナスからの上昇率は平均で5.4%ですが、20人未満の会社ではマイナス1.6%になりましたが、50人以上の会社では15.8%増と大きな差になりました。従業員数の少ない会社は、原材料価格の上昇等が業績を圧迫して先行きが見渡せない状況にあり、払いたくても払えないのでしょう。
支給額の増加要因としては、”従業員の士気高揚のため” ”雇用確保ため”が多く、物価上昇や人手不足を踏まえて引き上げざる得ない状況が伺えます。
大手企業の平均支給額を聞くと支払者としては唖然としましたが、従業員別の支給金額を聞いて多少ほっとしました。物価が上昇しているので、従業員にはできる限りのことはしたいと思っています。