9月になりましたが、35度以上の日がまだあります。いつまでこの猛暑が続くのでしょうか?
牧会計事務所 所長の牧です。
仕事ができる人と出来ない人との違いはどこにあるのか?私は、”ダンドリ力”だと思います。顧問先の社長に”仕事で一番必要なことは何ですか?”と聞くとと”まずは段取りだね”と多くの社長が答えます。今日1日の仕事の時間をどう振り分けるかの段取り、作業をする前に準備をどうするかの段取り、仕事をどう進めていくかの段取り等、色々な段取りがあります。色々な段取りをこなす力が”ダンドリ力”です。
日々雑多な業務に忙殺されてあっという間に1日が終わってしまい、仕事が終わらずにどうしても残業になってしまう。焦って慌てたため、ミスや漏れが起きてしまうこんな経験は結構あるのではないでしょうか?
”ダンドリ力を身につけ実践することで、業務の効率化・スピード化が図れ、ヌケ・漏れ・ミスを減らすことができます。
1.終える時間を決めて、逆算する。
時間管理の第一歩は、終わる時間を決めることです。残業すればいいと思うから会社にいられる時間いっぱいまで使って仕事をしてしまうのです。終わる時間が決まっていれば、その時間内に終えることを意識して仕事をします。今日の仕事を終える時間を決め、ひとつひとつの仕事にもそれぞれ終える時間を決めてかかることで、集中して時間内に仕事を終えることができます。
2.処理する時間を決めてスケジュールに取り込む
今日する仕事を決めていても、他のことをやっているうちに時間がなくなり、明日に、明後日にとズルズルとその仕事が後ろ倒しになっていくことがあります。これは、その仕事をする時間をスケジュールに組み込んでいないためです。私たちは、アポイントなど人と会う約束の予定は、スケジュールに入れて管理し時間になれば確実に実行することは出来ます。仕事も同様に”何時にこの仕事をする”と決めて見積った作業時間をスケジュールに組み込んでいくのです。
3.マイ締切を設定する
期限や締切を守ることは、社会人としての基本です。会社はお客様と約束した期日までに仕事を完了していなければ、会社として信頼を失い、仕事を失い、お客様を失います。期限を守ることは信用に直結する大切なことです。そこで、締切を必ず守るために、本当の締切前に時間的に余裕をもたせたマイ締切を設定します。仕事には想定外なことがつきものですから、本当の締切当日にトラブルが発生すかもしれません。ギリギリの締切で仕事をしていると、そうした想定外に対応が出来ません。確認がおろそかになったり、ミスやトラブルにつながるリスクも増えます。
4.期限のない仕事こそスケジュールにいれる
期限のない仕事は、自分で期限を決めてスケジュールに入れなければ、いつまで経っても着手できません。まとまった時間が出来たらやろう、余裕ができたらやろうでは、次の緊急な仕事に埋もれて、永遠にそのときは来ないのです。だから、期限のない仕事こそスケジュールに組み込むことが必要です。
私は、一日の仕事の時間配分は重要度の低い仕事から優先にやります、今日必ずやらなければならない仕事は一番最後にやるようにしています。そうしないと重要度の低い仕事が後回しになってしまうし、今日やらなくてはならない仕事の時間を確保するために作業速度を高めることができるのです。そのためには”ダンドリ力”が必要になります。
毎日頭の中は段取りのことしか考えていないかもしれません。ダンドリは仕事の質とスピードを高め、時間を生み出すスキルです。