9月に入り昼間はまだ暑いですが、朝晩は涼しくなり過ごしやすい季節になりました。
今月は23、24日と事務所の引越しもあり新たな気持ちで仕事をスタートしたいと思います。
牧会計の税理士の近藤です。
引越しも何十年に一度の割合で行われる可能性があると思いますが、我が田舎でも何十年
なのかわかりませんが、今年の7月の豪雨で自宅までに通じる橋が半分壊れる災害が
生じてしまいました。
当面は遠回りになりますが南の方から川沿いのもう一本の道で自宅に入る事になります。
お盆の時に災害後初めて田舎の自宅に行きましたが、普通車ではギリギリという事もあり
親戚の自動車修理屋さんで軽自動車を借りて自宅に向かう事になりました。
新たな橋が完成するまで2〜3年かかる予定なので、その間は田舎に行く時は不便を感じそうです。
偶然は重なるようで、この春から我が家の土地が騒がしくなってきました。
電力会社の事業と国の事業の二つが我が家の土地に関係する事になり5月とお盆を過ぎてからの
9月に両方の関係者から呼ばれ長野の実家に帰る事になりました。
電力会社からは水力発電所を作るのに合わせて土地を使わせて欲しいと。
国交省からは自宅の隣の川のおおよそ二百メートル上流あたりにダムを作るので土地を収用したいとの事でした。
収用と聞くと我々の業界では所得税の確定申告の時に使われる収用等の特別控除がすぐ頭をかすめます。
収用等の特別控除とは、土地収用法やその他の法律で収用権が認められている公共事業のために
土地建物を売った場合には譲渡所得から最高5000万円までの特別控除が受けられる制度です。
この特例を受けるには次の要件のすべてに当てはまる事が必要です。
1、売った土地建物は固定資産であること。
2、代替資産を取得した場合の課税の特例の適用を受けていないこと。
3、最初に買取り等の申出があった日から6ヶ月を経過した日までに土地建物を売っていること。
4、公共事業の施工者から最初に買取り等の申出を受けた者が譲渡していること。
今回の立ち会いは境界線の確認だけでしたので、具体的な話はまだ先のようですが、
収用等が自分に降りかかってくるとは夢にも思いませんでした。
境界線の確認においても今まで他人の土地だと思っていた場所が自分の土地だと聞かされた時は
なかなかビックリものでした。
収用計画を聞かされた限りではかなりの部分が収用される見込みです。
今後も何度か国交省の人と会う予定ですが、ダムより先に早く橋を作って欲しいのが
今の心境ですね。
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