お世話になっております。牧会計事務所の神尾です。
10月に入りました。今年もあと3カ月ですね。季節も秋にな……り……かけ?ているのでしょうか?朝晩はだいぶ涼しくなりましたが、日中はまだ半袖で過ごせそうです。………私だけでしょうか。衣替えを行うタイミングを迷っているうちに、秋が終わって冬になっていそうです。
今年は、ホントにスポーツ観戦の見ごたえがある1年ですね。現在も、ラグビーW杯、オリンピックの切符を賭けた男子バレーボール、中国で行われているアジア大会がテレビ中継されており、日本代表の皆さんが大活躍しているので、どの競技を見ていても面白く観戦できますね。今日以降も野球のCS,日本シリーズが始まりますし、バスケットのNBAも開幕するので、スポーツニュースをチェックするのが楽しみです。
ついに、インボイス制度が始まりましたね。皆様はインボイス制度の対応はどのようにされていますか。
本日、個人事業主のお客様からAmazonで購入した商品について、インボイスの登録番号が請求書に載っていないとのことでその対応についてのご相談を受けました。そこで、日本の主要ネットショッピングサイトであるヤフー、楽天、Amazonの現在(10月4日)のインボイス制度の対応状況を調べましたので、ご報告したいと思います。
まずは、Yahoo!ショッピングについてです。
Yahoo!ショッピングではインボイス制度に対応した適格請求書の発行はしておりませんでした。したがって、各自で該当のショップが適格請求書発行事業者なのか、請求書・領収書の発行についてどのように対応するのかは、該当のショップに直接問い合わせるかたちになっています。Yahoo!では、商売の場所の提供をしているだけなので、インボイス等のやり取りは各々でやってくださいねということなのでしょうか?ちなみに、各ショップの企業概要にもインボイスの登録番号の欄がありませんので、各ショップに直接聞かないと全くわからない状態です。ちょっと不親切ですね。今後の改定に期待です。
続きまして、楽天市場です。
楽天市場では、該当のショップが適格請求書発行事業者である場合には、購入履歴からインボイス制度に対応した適格請求書をダウンロードできます。また、各ショップの会社概要ページにて、インボイス制度の対応状況が確認できますので、購入する前にインボイスに対応しているショップかどうかを判断できます。
最後に、Amazonです。
Amazonでは、個人向けアカウントとBusinessアカウントによって対応に少し差がありますが、適格請求書発行事業者のショップから購入した場合には、注文履歴 → 領収書等 → 支払い明細書で、インボイスに対応した適格請求書が発行されます。しかし、個人向けアカウントだと、該当のショップが適格請求書発行事業者かどうかの判別がYahoo!と同じように個人向けアカウントのサイトからは判断できないため、直接問い合わせたり、インボイス制度の公表サイトで検索する必要があります。一方、Businessアカウントでは、各商品の閲覧ページの中に適格請求書が発行される事業者かどうかが表示されており、また、商品検索の絞り込み条件の中に適格請求書を発行する事業者かどうかというチェックボックスがあるため、会社の備品等を購入するにあたって、便利だと考えます。
まだ制度が始まったばかりですから、これから順次改定等が行われるかと思われますが、現時点での状況は以上のようになっております。ネットショッピングをするのにインボイスのことも考慮しないといけなくなったので、サイト運営の方には利用しやすい場所となるように変更していただきたいなと思います。
最後に、適格請求書をダウンロードしたデータは電子帳簿保存法で必要になりますので、データを分かりやすく保存することも必要ですよ。
それでは、ご拝読ありがとうございました。