特定空き家

毎年、春と秋に大学時代の部活の先輩と同期でゴルフの遠征旅行をしています。先週の土曜と日曜日に福井のあわら温泉に行ってきました。大江戸温泉に泊まったのですがものすごく繁盛していました。食事は夕食も朝食もバイキングでしたが、食事の内容の多さにびっくりしました。多すぎて半分の品目しか食べることが出来ませんでしたが、これが人気の秘訣なのでしょうね？

 

 

 

 

 

 

 

 

牧会計事務所　所長の牧です。

私は、毎日早朝に愛犬の散歩をします。愛犬は柴犬で名前は”さん太”、他人様にはだれかれ構わず耳を垂らしニコニコと抱きつくので、”柴犬でこんなにフレンドリーな犬は初めて”とよく言われます。特に若い女性が大好きです。しかし家に帰ると豹変して、飼い主家族にはそっけなく、妻は格下とみているのかガブガブに噛みまくります。また散歩も気まぐれで毎朝色々なところに連れていかれます。

犬の散歩をするようになってから、明らかに空き家である家が目につくようになりました。雨戸は締め切られて、庭の草木はのびたいだけ、のび放題でどこから入るのか分からない状態になっていたり、隣家に木や枝が入り込んでいるところもあります。環境的に良くないし、倒壊や火災の心配もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

このようなことから、空き家を放置した状態はやはり望ましくなく、活用を促すためにも危機意識をもってもらうために２０２３年５月２６日に空き家対策措置法が施行されました。空き家法により”特定空き家”に指定されると、固定資産税の負担が大幅に増加する可能性があります。

特定空き家とは、管理が不十分となり火災や建物倒壊の可能性があり、衛生面や景観への影響が強い空き家を指定します。通常の管理が行き届いている空き家の場合は問題がありませんので心配はいりません。特定空き家に指定されると、行政は、除去、修繕、立木の伐採その周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を取るよう助言又は指導をすることができるとされており、措置の内容等について通知することになります。

さらに、固定資産税は住宅用地であれば優遇措置があり、具体的には住宅用地の場合、２００㎡以下の部分の小規模住宅用地は固定資産税が６分の１、２００㎡を超える部分は固定資産税が３分の１に減額されています。特定空き家に該当してしまうと、この固定資産税の優遇措置がなくなるため、土地にかかる固定資産税が今までの６倍になる可能性があります。

普段は誰も住んでないにもかかわらず、固定資産税を払い続けている不動産なのにさらに負担が増えることになってしまいます。特定空き家に指定された場合、また指定される前でも空き家になったら何らかの対策を検討することが必要です。