２０２３年を振り返って

今日は１２月３１日です。今年もあっという間に１年が過ぎ去りましたが、いろいろなことがありました。

牧会計事務所　所長の牧です。

一番の出来事は事務所の移転です。１月２８日に地鎮祭を取り行い、約８か月の工期で９月１５日に完成しました。９月２５日に引越し、約３か月が経ちようやく新事務所に慣れてきました。前の事務所では、職員の席のスペースが狭いので窮屈で椅子同士があたることがありましたが、新事務所は割とゆったりしているのでその問題は解決できました。また、顧客数が増えたことにより、職員ひとり当たりの負担が増えたため来年は新たな人材を採用して職員の負担を軽減したいと思います。

税務ではインボイス制度が１０月より始まりました。インボイス制度については、私どものブログで何度も取り上げています。率直な感想は、”複雑で面倒くさい”１００％完璧に処理することは不可能だと思います。一番の問題点は、請求書や領収書を発行する業者がインボイスをすべて把握をしていないことです。登録事業者の登録番号の記載はほとんど間違いなくあるのですが、手書きの領収書に登録番号があるものの消費税の税率や消費税額の記載がないものが結構あります。この場合はもらった側で計算して追記するしかありません。旅費交通特例、基準期間売上が１億円未満の１万円未満の特例、インボイス未登録事業者の８０％控除などなど。あまりにも確認することが多すぎるし、確認だけではなく計算も複雑になってしまいます。

新型コロナの感染法上の分類が５類となり、それまでの行動制限が解除となったことで、世の中がほぼコロナ前の状態に戻りました。東京や京都などの観光地には外国人が多く来日して大変にぎわいました。そのほかにも、私たちの生活に大きな影響があったのは食品の値上げです。食品主要における値上げは１１月までに約３万２０００品目にのぼったそうです。家計には大きな痛手です。

為替は年初からピークでは２０円以上、円安になりました。１２月に入りすこし円高になりましたが、年初から比べると１０円以上の円安で年末の取引を終えました。日経平均の終値は３万３４６４円１７銭になり１年の上げ幅が３４年ぶりの大きさになり、１年間で７０００円以上の上昇になりました。来年も期待できるかもしれません。

さて、来年はどのような年になるのでしょうか？

一年大変お世話になりました。良い年をお迎えください。