2月22日は、猫の日(にゃん・にゃん・にゃん)と語呂合わせで定められたそうですね
個人的には、犬を飼っていた時期もあり猫よりも犬がやや好きです
ちなみに、犬の日は、11月1日だそうです
近年は、ペットブームなので、動物の話題も良いですが、
確定申告の最中なので、扶養控除など話題にします。 牧会計事務所の水野です
今回のタイトルの
所得金額調整控除は、2020年から導入された比較的新しい制度です
段々と浸透しているようですが、注意が必要な制度です。
これは、一定の要件を満たす人が利用できます
でもかなり限定されてます
所得税や住民税といった税金を計算する際のベースになる
所得控除が受けられものです。
税制改正があり扶養控除の見直しなどで、
年収が850万円を超える給与所得者の方は、負担が増加しました。
そのため、負担を軽減するために設けられたのが、所得金額調整控除制度です
増税なのか減税なのか?どちらでしょう?
答えは、この制度を使うと減税になります
でも使わないと増税です。
自己申告なんです。
計算方法などは、国税庁のホームページ等を参考にしてください。
国税庁も下の文の注意書きをしています
(注意)この控除は、扶養控除と異なります。
同一生計内のいずれか一方のみの所得者に適用するという制限がありません。
したがって、例えば、夫婦ともに給与等の収入金額が850万円を超えており、
夫婦の間に1人の年齢23歳未満の扶養親族である子がいるような場合には、
その夫婦双方が、この控除の適用を受けることができます。
(国税庁ホームページより一部抜粋)
お子様が一人でも、ご夫婦とも控除が受けれる
控除額として最大15万円づづの特例です。
旦那様だけ控除や、奥様だけ控除してませんか?
お二人とも共稼ぎで、給与所得の高い方は注意しましょう
近年は、会計ソフトが進化しているので、家族の生年月日を入力すると
ほぼ自動的に税務上の扶養対象かどうか判断し
控除も自動計算してくれますが、
その計算が合っているかどうか確認は必要です。
入力を間違えてしまうと、この制度は適用されないので、
納税者さんの負担が増えてしまいます。
確定申告や年末調整では、注意が必要です。
年末調整の時に提出する扶養控除申告書などの記載でも、
制度自体に興味がなく、扶養家族の記載漏れなのか?
お子様が独立されて扶養が外れたのか?
お子様がアルバイトをがんばって収入が103万円を超えてしまっていたのか?
奥様の所得が高く、扶養家族を奥様が 控除対象にしているのか?
様々な事情があるでしょうが、
給与所得者の基礎控除申告書兼 給与所得者の配偶者控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書を
略して(基・配・所)キハイショの内容を
正しく確認してください。
確定申告するする場合は、ご家族の情報を正確に記載する必要があります。
仮に年末調整で適用し忘れてしまっていたら、
確定申告することで、
この所得金額調整控除の特例を受けることができます。