2024年3月15日 9:00 am

寒さと温かさを繰り返しながら、春が訪れようとしています。暖冬の影響があるのでしょうか。

名古屋の桜の開花予想は例年よりも早く20日ぐらいとなっています。おはようございます。名古屋市名東区 牧会計 中山です。本日15日(金)は、所得税の確定申告の申告期間の最終日です。税務行政のデジタル化が進み、名古屋国税局内では85%以上の人が確定申告会場に出向かずに確定申告をおこなっているそうです。

確定申告で申告書を提出する際、提出用と控用と2部作成し、控用に収受日付印(以下、収受印)を押してもらい、持ち帰られる方が多いと思います。この申告書等の控用に押される収受印を令和7年1月から、国税庁、国税局、税務署では行わないこととなりました。

この収受印は、税務署が「確定申告書等を受け付けました」という受付証明のしるしです。(申告書等の受付をしたことと日付を確認するもので申告内容を証明するものではありません)令和3年4月以降、確定申告書へ提出者の印鑑を押す必要がなくなりました。申告手続きのオンライン化、事務処理の電子化が進み、その一環として書面で提出された申告書等の控えに収受印が押されなくなります。

金融機関や補助金、助成金を申請する機関から、収受印が押してある申告書控えを求められる方については、国税局が各種機関に対して、令和7年1月以降は収受印の押された申告書控えを求めないようにお願いしているそうです。

また、申告書控えの収受印以外で提出日付を確認する方法とし以下のような方法があります。

・申告書等の提出にe-Taxを利用した場合、メッセージボックスから送信日時が確認できます。

・申告書等情報取得サービス(オンライン請求のみ)

・保有個人情報の開示請求(手数料がかかり、写しの交付に1か月程かかります)

・税務署窓口での申告書等の閲覧サービス

・納税証明書の交付請求(提出事実のみ)(税目事1年度1枚につき手数料がかかります)

国税庁は、令和7年1月以降、当分の間の対応として、希望者に「リーフレット(今回の見直しと提出事実を確認する方法を案内するもの)」に申告書等を受け付けした日付と税務署名を記載したものを渡すことを検討しています。

デジタル化がすすみ、税務署や金融機関に出向かなくても、自宅や事務所から{申告」「納税」まで行えるようになってきました。ますます便利になっていくと思います。ただ個人的には押印の文化が縮小していくのはすこし寂しい気がします。

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