2024年4月10日 2:06 pm

4月1日、確定申告も終わり、月末の会計処理も終わって事務所で久しぶりに落ち着いた時間を過ごしていました。顧問先の社長から”今、名古屋国税局の人が突然来ました”と電話が入り落ち着いた気持ちが一瞬で吹っ飛びました。

牧会計事務所 所長の牧です。

すぐに調査の担当者に電話を替わり、”すぐに行くけれども、これは何の調査ですか”と落ち着いた時間を奪われた腹立たしさを抑えながら冷静に話をしました。局の資料課の調査で、いわゆる”料調”と呼ばれるものです。

税務調査は基本的に、3週間前くらいに連絡が入り、調査日や調査対象税目、調査期間などを告げなくてはいけませんが、料調の調査の場合は大部分が無申告で調査を行い、個人事業主や法人の代表者に対して突然臨場し、強引に了解を得て実地調査をするのですが、あくまで任意調査です。

国税局の調査と聞くと”査察”いわゆる”マルサ”を連想しますが、査察は国税犯則取締法に基づく強制調査で、捜索、差押えなどの権限があり、悪質な脱税を摘発するという目的があります。査察は全国でも年間250件しか実施されないので、滅多に経験することはありません。私も今までに2回しか経験したことがありません。朝の9時前後に、社長宅、会社、取引先や社長の個人的な付き合いの家等20数箇所に一斉に職員が入ります。会計事務所にも入ります。会計事務所の場合は強制ではなく任意のことが多いので、拒否することも出来るのですが雰囲気的に無理です。昼飯もトイレにも行かず夕方近くまで調べるのですから大したものです。

顧問先に行くと、局の資料課と所轄の税務職員のふたりだけしかいませんでした。今までの”料調”は、局と所轄で10人くらいの規模でしたので、これはあまり”徹底的にする調査ではないな”と思いました。局の人に調査目的を聞くと、”調べたい内容はありますが所轄の人間に調査体験をさせる目的もあります”と正直に言ってくれました。

社長は、月初めで忙しく現場に行かなくてはならないし、次の日、その次の日も現場の予定が入っているので立会いが出来ず、私も次の日には確定申告のお疲れさん会があるし、その週は他の税務調査があるので”今日だけは調査を受けれるが、次の日以降は受けれない”と言うとすんなり応じてくれました。任意調査なので当然なのですが、強引に次の日以降も調査を続けることもあります。

突然、税務職員が会社に来るとびっくりしますが落ち着いて調査内容を聞いて、任意調査ならば机の引き出しとか、パソコンの中身を見せてくれと言っても顧問税理士が来るまでは応じませんと言ってください。税理士からその行為が必要かを聞いてもらい、説明を受けて納得してから応じましょう。

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