3連休は蒸し蒸した天気と疲労で何もせずに終わってしまいました。最近、体力自慢の私でしたが段々と自信がなくなりつつあります。無理をせずにこの夏を乗り切ろうと思います。
牧会計事務所 所長の牧です。
2025年大阪・関西万博が、2025年4月13日から10月13日までの184日間、大阪市の夢州で開催されます。2005年に地元愛知県で開催された愛知・地球博では2200万人が来場し、おおいに盛り上がりました。それから20年経過した大阪・関西万博でも盛り上がりが期待されています。
入場券の購入費用に係る税務の取扱いについては2005年愛・地球博と同様の取扱いになることが示されています。
・法人が販売促進等の目的で当該入場券のみを取引先等に交付する場合の入場券の購入費用は、交際費等に該当せずに販売促進費等として処理をします。
・企業が従業員の慰安会、レクリエーション等として博覧会を見学させる場合の入場券の購入費用やその見学のために通常要する交通費、宿泊費等についは福利厚生費に該当します。なお、従業員の家族を含めて実施した場合も同様とします。
国際博覧会は、国際的な文化交流、日本の最先端技術の発信などを目的とした国家的なプロジェクトとして開催するものであり、企業がその入場券を購入し、取引先などに交付することは、このような国際博覧会の性格からすると観劇等に招待する費用とは性質がことなります。企業が入場券の購入という形で大阪・関西万博に参加・貢献しているとの企業イメージを与えることを意図しているものであるから、企業イメージの向上という販売促進費や広告宣伝費等の一環と考えられます。
損金算入時期
・販売促進費として処理入場券の購入費用は、取引先に入場券を交付した時点で損金算入することになります。大阪・関西万博の開幕前に入場券を交付した場合でも損金算入することが可能です。
・福利厚生費として処理をする入場券の購入費用は、原則として、入場券を使用した時点で損金算入することになります。また入場券を従業員に交付した時点で損金算入すこととしても差し支えありません。
入場券をもらった者の取扱い
入場券の交付を受けた側は、貯蔵品/雑益として資産計上し、その入場券を消費した時点で経費科目に振り替わります。また、交付を受けた入場券が使用されなかった場合は、大阪・関西万博閉幕時点で雑損失として処理をすることになります。