2024年8月15日 12:30 pm

今日はお盆やすみです。あまりにも暑いのでエアコンの効いた部屋でこのブログを書いています。外にでれば、車も渋滞して余計に暑さを感じるので、できる限り外には出ず家で引きこもって家にいるのが一番です。

牧会計事務所 所長の牧です。

8月上旬の日本株は歴史的な乱高下になりました。8月2日は前日比2,216円安(6%)、5日は前営業日比4.451円安と(12%)歴代3位と1位の下げ幅になりました。2024年初旬からの値上りが一瞬で消えてなくなりました。下落幅が大きくなった理由は、日銀が7月末に決めた追加利上げで外国為替市場で円高・ドル安が急速に進んだためです。円安傾向を前提とした日本株買いが逆転して売りが売りを呼び、最後は狼狽売りに発展してパニック売りになってしまいました。しかし、その翌日の6日は、前日比3,217円高と過去最高の上げ幅になり乱高下しました。この先、株価はどのように推移するのかはまったくわかりません。

過去の事例では、1987年10月20日のブラックマンデーでは加熱相場の急激な修正により、21%値下がりして高値回復までに6か月かかりました。2000年4月17日は、ITバブルが崩壊になり世界経済は同時に減速し、43%値下がりし高値回復まで15年2か月の時間を要しました。過去一番の値下がりをしたのは2008年10月16日のリーマンショックです。アメリカ金融機関の経営不安や破綻で世界的な株安、景気後退になり51%値下がりをして高値回復までに5年4か月かかりました。

4月~6月の日本上場企業は業績が好調で10兆円の増益になっています。このような状況からするとこれ以上急落することはないのではないかもしれません。そして高値回復までに何年もかからないと思います。あくまで私の考えですので参考にしないでください。

今年になって新NISAが始まり、初めて株取引をされた方で株の急落に驚き慌てて損切りされた方もいたのではないのでしょうか?株は乱高下するもであり過去に何度もそのような局面があったことを頭に入れておくべきでしょう。まずは慌てないことが一番大事です。投資歴35年のわたしも前例の急落で何度も痛い目にあいました。そこで学んだことは、余裕資金で分散して投資、長期保有してあとはどうなろうがほったらかしにすることです。荒波のときはじっとがまんして耐え忍びます。だから今回、株価が乱高下しても冷静でいられました。

 

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