いつもお世話になっております。牧会計事務所の神尾です。
全国に記録的な被害を与えた台風11号が過ぎ去ってから、朝晩の気温が少し下がり、過ごしやすくなったかなと錯覚する日が出てきましたが、日中に関しては、依然として暑い日々が続いてます。
〇〇の秋という表現がたくさんあるくらい秋は過ごしやすい季節だったはずですが、最近は、夏に押され、駅のホームで新幹線が目の前を通り過ぎるぐらいの速さで秋が終わってしまいます。今年はサンマが豊漁で、安価で手に入れることができるようなので、少しでも食欲の秋を楽しめたらいいなぁと思います。
本日のニュースで目にしたのですが、保険証に続き、免許証までマイナンバーカードに統一していく方向になりそうです。
今回、警察庁が令和7年3月24日からマイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」を開始するとの発表をしました。
マイナンバーカードのICチップに、①運転免許証の番号、②有効期限、③免許の種類、④メガネが必要などの条件、⑤顔写真 などの情報を記録する手続きをすることで、「マイナ免許証」が交付されます。マイナ免許証を取得するか、従来の運転免許証を引き続き使うかは選択することができ、両方持つことも可能だそうです。
警察庁が発表した「マイナ免許証」に変更するメリットは、①取得費用や更新費用が安くなること、②住所や氏名が変更のワンストップ化、③更新の際の講習のオンライン化だそうです。
① 免許更新時については、マイナ免許証の場合は2,100円の更新手数料に講習料で、従来の免許証の場合には2,850円の更新手数料に講習料、両方持つ場合には2,950円の更新手数料と講習料に変更するようです。また、講習料についても、違反や事故の有無により通常500円から1,350円の講習料で、違反運転者には1,400円に値上げするそうです。
② 引っ越しや結婚をした場合、運転免許証の住所や氏名の変更は、これまで自治体に届け出をしてから、運転免許センターや警察署で住所や氏名の変更手続きをする必要がありましたが、「マイナ免許証」であるならば、自治体の届け出のみで手続きを終えることができます。
③ 「無事故・無違反」の「優良運転者」と軽微な違反のみの「一般運転者」の場合、これまで運転免許センターや警察署で30分から1時間の講習を受ける必要がありましたが、パソコン等でオンライン講習を受けることができるようになるということです。料金もたった200円で受けることができるようになります。難点としては、きちんと受講しているかをチェックするため、画面上で受講者の顔を確認したり、講習内容についての確認テストを実施するとなっています。
オンラインで講習を受講できても、視力検査や写真撮影、免許情報の書き換えは運転免許センターや警察署で行う必要があることを考慮すると、実質的に1,000円程度安くなることと多少の利便性アップを天秤にかけてどうしますか?というところでしょうか。また、マイナンバーの更新期間が10年、運転免許証の更新期間が3~5年と違っているため、更新のタイミングがごちゃごちゃになりそうな予感がしますし、免許の返納等でも混乱が起きそうです。まだまだ議論が必要そうですね。
現在、マイナ保険証への移行はマイナカードの保有者の8割ほどが登録されているらしいです。マイナ免許証について、皆さんはどうしますか。
今、ゴールド免許なので、マイナ免許証にゴールドバージョンを作ってもらえるなら考えようかな。笑
ご拝読ありがとうございました。