令和6年も残すところ約一か月半となりました。11月の前半は汗ばむ陽気の日もあり、紅葉もなかなか進みませんでしたが、今週に入り、平年並みの気温になり、紅葉も見ごろになるのではないでしょうか。
ここ数年、四季の移ろいというものが感じにくくなっており、夏と冬の2シーズンしかないような気がします。体調管理に十分気を付けたいです。おはようございます。名古屋市名東区 牧会計 中山です。
令和6年も残すところ約一か月半となりました。「今年の漢字」や「流行語大賞」の発表の季節となりました。皆様は、何が選ばれると思いますか。今年は、「パリオリンピック」、「マイナ保険証一本化」、「新紙幣発行」、「50-50」、「アメリカ大統領選挙」、「コメの品薄問題」、「貯蓄から投資へ、新NISAの開始」、「日経平均4万円越え」などありました。
個人的には、「第50回衆議院議員総選挙」における「政治資金収支報告書の不記載問題」の影響が興味深かったです。
令和6年度税制改正により、令和6年4月1日以後に支出する一定の飲食費について、損金不算入となる交際費等の範囲から除かれる金額基準について、一人当たり「10,000円以下」(改正前は5,000円以下)に引き上げられました。最近の物価上昇や飲食を通じた経済活性化を考えると金額を「100,000円以下」の引上げでも良いのではないかと思います。
一人当たり10,000円以下の飲食費等を損金不算入となる交際費等の範囲から除くためには、帳簿要件あります。
下記の事項を帳簿書類(総勘定元帳や飲食店等から受け取った領収書、請求書等が該当します。)に記載しなくてはなりません。
(記載事項)
①飲食等のあった年月日
②飲食等に参加した得意先、仕入先その他事業に関係のある者等の氏名又は名称及びその関係
③飲食費の額並びにその飲食店、料理店等の名称及びその所在地
④その他飲食費であることを明らかにするために必要な事項
企業は、事業を成長させ、雇用を生み出し、利益を得て社会に還元するため、経理も明確にしています。国民は自ら進んで明朗会計をしています。今回の衆議院議員総選挙で当選された議員の方々には政治に集中して明るい日本社会を考えてほしいため、政治資金報告書に金額の大小にかかわらず記載をお願いしたいと思っております。