今週は、寒さがひと休みして最高気温が15℃近い日が続いています。寒さ嫌いの私としては、このまま冬が終わり春になって欲しいと思います。
牧会計事務所 所長の牧です。
今年の確定申告の申告期限は土曜日、日曜日が入るので2月17日から3月17日と始まりが遅く、終わるのも遅くなっています。これはあくまで申告期限ですが、我々の確定申告は年末調整が終わる1月後半から始まります。
令和6年の確定申告の改正点は以下の通りです。
1.年末調整と同じように確定申告でも定額減税が実施されます。これは、国内において所得金額が1805万円以下であるすべての納税者に適用できます。定額減税とは、納税者とその扶養親族等の人数により計算された定額減税額を令和6年分の所得税及び住民税の所得割から差し引きます。令和6年分1年限りの措置とされます。
減税額 | 所得税 | 住民税 |
---|---|---|
納税者本人分 | 3万円 | 1万円 |
同一生計または扶養親族 | 1人につき3万円 | 1人につき1万円 |
2.子育て世代等の住宅ローン減税拡充に伴う項目追加
住宅ローン控除に子育て世帯や若者夫婦世帯が令和6年に住宅取得やリフォームをして入居した場合、借入限度額に上乗せをして、令和4、5年の水準を維持するという制度が設けられました。借入限度額が大きくなる分、控除限度額も大きくなります。対象となるのは令和6年12月末時点で次のいずれかに該当する人です。
1.年齢が40歳未満、かつ、配偶者を有する人2.年齢が40歳以上、かつ、年齢が40歳未満の配偶者を有する人3.年齢が19歳未満の扶養親族を有する人
3.申告書等への受付印押なつ廃止
確定申告書を持参または郵送する場合に、控えを添えておけば、収受日付印を押なつして返してもらえましたが、令和7年1月より、収受日付印の押なつがなくなります。
定額減税は記入欄が増えましたので記載漏れに気をつけてください。確定申告を書面で提出している人は、控えを持参、郵送しても収受日付印を押なつしてもらえませんので提出用だけを持参または郵送するようにしてください。収受印がなくても控えの保存はするようにしてください。