2025年3月14日 8:57 pm

確定申告は無事終了しました。今年の確定申告はベテラン事務員が退職して、新人3人が初めての確定申告業務をやりました。手前味噌で申し訳ありませんが、テキパキと仕事をこなしてくれて何の心配もありませんでした。大変感謝をしています。

 

牧会計事務所 所長の牧です。

”自民、公明両党は2月27日、国会内で日本維新の会と政調会長会談を行い、「年収103万円の壁」の見直しに関し、会社員らの所得税の課税最低限を160万円に引き上げる与党案への賛成を呼びかけた。”との記事が出ました。とうとう103万円が160万円になりそうでが、でもかなり複雑な計算になりそうです。

所得税の103万円の壁は現在、」基礎控除が48万円、給与所得控除が55万円となっています。それが、基礎控除、給与所得控除をともに10万円増やして123万円にする内容だったものを160万円まで引き上げるようです。具体的には、年収200万円以下であれば、基礎控除が現行の48万円に10万円プラス37万円、年収200万円超~450万円以下は10万円プラス30万円、年収475万円~665万円以下は10万円プラス10万円、年収665万円超~850万円以下は10万円プラス5万円がそれぞれ上乗せされます。年収850万円超は上乗せ部分はありません。このように年収により控除額が変わってきます。

これから年末調整や確定申告をする我々実務家はまたまた計算に注意が必要になります。まだよく分からないのは、基礎控除にプラスされるとなると給与所得者は年収基準でわかるのですが、事業所得や不動産所得の人はどのようにプラスになるのでしぅようか?扶養控除や配偶者控除の基準はどうなるか?ますます複雑になっていきます。一貫性がないので本当に困ります。

また年収200万円以下を対象とした基礎控除の10万円からの上乗せは恒久的措置になりますが、その他は2年間に限定されるようです。え!またまた複雑にするのか~

Categorised in: ,