2025年3月20日 4:38 pm

確定申告が終わり大変ほっとしています。毎年大変なんですが、大変さも数日過ぎると忘れてしまいます。人間はよくできた動物だと思います。世間ではまた商品券10万円の配布が問題になっています。確かに”お疲れ様”と言って労うと共に志を渡したとしても日常では問題にはならないと思います。それは時と場合によります。少しまえに政治家の間であれだけキックバック問題で騒がれていたにも関わらず首相が渡すとは・・・よほど鈍感か危機管理能力がが足りないかです。おまけに渡された人達の全員から返却をさせられてしまいました。容姿とは違いひょっとしたら切れ者かもと思っていましたが、容姿そのままだったのですね。

牧会計事務所 所長の牧です。

オンラインカジノの利用状況と掛金が公表されました。経験者は全人口の3.3%の337万人と推定され現在も利用している人が2%で、約197万人いるようです。年間の掛金総額が約1兆2424万円で利用者の約60%が依存症の自覚があるようです。

ここで比較されるのが公営ギャンブルである競馬、競艇、競輪なのですが、中央競馬は約3兆3000億円、競艇が約2兆4000億円、競輪が約1兆200億円と公営ギャンブルに匹敵する売上になっていると報道されています。。掛金総額は確かにそうですが、公営ギャンブルと同じ比較はできないかもしれません。公営ギャンブルは、おおむね一日12レースしかありません。35分から40分に1回ペースです。カジノの1勝負は長くても3分くらいで、公営ギャンブルの時間に比べれば10倍くらいプレーが出来てお金が回転します。

カジノのブラックジャックやバカラの回収率は約マイナス2.5%くらいで、長くプレーをすればするほどカジノ側が有利になります。公営ギャンブルの回収率は約マイナス25%くらいなので、カジノの方が約10倍くらい良い結果になります。1回に10,000円を公営ギャンブルとカジノに同じ時間に賭けた場合、公営ギャンブルのかけ金総額は12万円で負ける金額は約30,000円、カジノのかけ金総額は120万円で負ける金額は公営ギャンブルと同じで約30,000円になります。

オンラインカジノのかけ金総額と公営ギャンブルのかけ金総額を単純に比較するのは計算が違います。公営ギャンブルと同等に比較すると1000億円くらいになるでしょう。負けた人の金額は約250億円になるのではないでしょうか。それにしても大変な金額です。

YouTubeで有名な井川意高氏は106億円カジノで負けて日本人最高と言われてますが、約1兆円のかけ金を回したと言っています。ひとりでオンラインカジノの総額に匹敵するとはある意味すごい人です。負け金も確率では250億円ですがその半分以下ですのでよほど勝負強いひとだったかもしれません。

いくら運が強くてもカジノをすれば負けるのです。

 

 

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