2025年4月2日 9:46 pm

先日、岡崎公園の桜を見に行きました。岡崎公園の桜は日本さくら名所100選のひとつで、岡崎城公園とその周辺の乙川には約800本のソメイヨシノが一面に咲いていました。大変きれいでした。

牧会計事務所 所長の牧です。

先日新聞を読んでいると、融資のうち経営者の保証がないものが過半数になったという記事をみました。経営者保証融資とは、中小企業の経営者が個人保証を提供することで借りる融資のことを言います。金融機関は中小企業が事業資金を受ける際に代表者が連帯保証人となることを求めます。これが経営者保証付き融資です。

経営者保証付き融資のメリットは、保証があるため金融側のリスクが減少するため融資が通りやすくなります。デメリットは会社が返済できなくなった場合、経営者個人が返済義務を負うことになり、経営者の個人資産が差し押さえ対象になるリスクがあります。

金融庁は2015年以来、全国の金融機関に関し、経営者保証付き融資なしの融資の状況を公表していますが、2024年4月~9月に初めて過半数になったようです。経営者保証付き融資は、中小企業の多くで課題となっている事業承継を阻害する可能性があります。後継者の中には、事業の引継ぎをしたくない理由に”経営者になったと同時に会社の融資の保証人ならなければいけない”というものがあります。また、現経営者側も事業承継を延期・断念する理由にも”後継者に経営者保証を負わせたくない”が過半数以上占めているようです。子供に責任を負わせたくないという気持ちはよく分かりますし、親の借金を引き継ぎたくないという気持ちも分かります。このような金融機関の流れは大変良いことだと思います。

しかし、会社が倒産した場合は、経営者保証がないと個人保証はしなくても良いのですが、会社には返済義務が残ります。経営者が会社から多額の借入をしている場合(会社の貸借対照表に経営者に対して貸付金がある場合)には、経営者は貸付金の返済を求められます。

愛知県の金融機関は新規融資に占める保証なしの割合は50%前後ですが、全国の金融機関の中には、山口銀行のように80%を超えている金融機関もあり、支店の判断で経営者保証を求める場合は本部の承認を必要としている金融機関もあります。愛知の金融機関はまだまだ手堅いところが多いのでどんどん保証なし融資をしてもらいたいです。

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