
こんにちは、職員の西山です。
昨年の3月に大学を卒業したので、今年の6月から住民税がかかります。
しかし私は給与は給料日に振り込まれた額をアプリで確認するのみなので、何が
いくら給与から天引きされているかを確認していません。
皆さんは天引きを確認していますか?知らぬ間に支払いの負担が増えていたら「ステルス増税」の影響かもしれません。
「ステルス増税」とは、政府が明確に「増税」と宣言せずに、控除の縮小や社会保険料の引き上げなどを通じて、国民の負担を実質的に増やす手法を指します。2024年以降、日本ではこのような形での増税が相次いでいます。
昨年も目立たず秘かにいくつかの「ステルス増税」が始まりました。例えば、森林環境税がはじまり、昨年から住民税に年額1,000円が上乗せされ、全国民から徴収されています。また、介護保険料の増額により、2024年4月から65歳以上の高齢者の介護保険料が月額200円増加しています。さらに後期高齢者医療保険料も増額しており、75歳以上の後期高齢者の医療保険料が月額500円程度増加しています。
今後も子ども・子育て支援金の導入や、復興特別所得税の延長などによるステルス増税が予定されています。
子ども・子育て支援金は、少子化対策のため、医療保険料から徴収される負担のことです。全世代から医療保険料と一緒に徴収されますが、徴収されたお金は子どものいる世帯のみに支給され、独身者には直接的な恩恵がないことから”独身税”と呼ばれています。2026年度に月250円、2027年度に月350円、2028年度に月450円と段階的に増額予定です。
復興特別所得税は、特定の自然災害や社会的影響からの復興を支えるために徴収される税金です。もともと2025年までの予定でしたが、2037年までの延長が決まりました。その理由は、復興のための資金需要がいまだに高いためとされています。
ステルス増税は、私たちの生活に直接的な影響を与えるにもかかわらず、気づきにくい形で進行しています。実質的な負担増となるため、固定費の削減や支出の見直しなどの対策を行うのがベストですが、私は日々のお酒代がなかなか削れません…。おつまみを減らして、ステルス増税に対抗したいです。
Categorised in: ブログ