2025年8月7日 9:38 am

あと少しでお盆休み入りますが、いつになったらこの暑さ続くのでしょうか?早く少しでも涼しくなってほしいと願います。

牧会計事務所 所長の牧です。

ビットコイン価格は7月上旬に米国での株価に連動する形で11万2000ドル台をつけて最高値を更新して、その後も上昇し中旬には12万3000ドル台に達しました。円換算でも2017年の初頭で10万円前後でしたが、最近は1700万円の値をつけ170倍になりました。そのビットコインを買う理由が変わってきているようです。

ビットコインは値動きが激しく、10%上がったり20%下がったりを繰り返していましたが、最近は短期値上がり狙いの投機色が薄れ、長期保有の投資が増えているようです。金(ゴールド)は地球上の埋蔵量が限られて希少価値がありますが、ビットコインも供給量に上限があるため金と同様にコインを保有したい層が増えています。

世界の主要な交換所のビットコイン(BTC)保有量は、この1年間で40万BTC近く減っています。投資家がBTCを売る際には交換所のウオレットに移動させます。交換所の保有量の減少は、売却するつもりがなく自身のウオレットなどにBTCを置いたままの投資家が増えていることになります。現時点で発行済みのビットコインは約1990万BTCで、このうち過去半年、年間取引されていないBTCは1450万BTCで全体の7割強を投資家が半年以上保有し続けていることになります。

ビットコインの発行上限は2100万BTCに設定されています。すでに94%が発行済みで、追加で発行されるBTCはあとわずかです。現在の年間発行量は約16万BTCで、すでに新規供給量は金よりも少なくなっています。BTC年間増加率は約0.8%、金の増加率は1.7%あり金の方が上回っています。さらに新規発行量減っていき、発行は2140年に終了する見込みです。このように発行の上限がみえており、新規発行スピードも減っていくBTCの希少性がますます際立っていくでしょう。

日本では税制の問題もあります。BTCの売却の利益は雑所得に分類され総合課税となり最高税率は住県民税を合計すると55%になります。税金が高いため利益がでてもそのまま売れずに保有している方も多いでしょう。株式と同じように申告分離課税で約20%の税率になれば売りたいと思う人がでてくるでしょう。

売れずに保有していて良かったと思っている人もたくさんいるでしょうね

 

 

 

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