2025年も残す所あと一ヶ月となりました。
12月に入り やらなくてはいけない事を考え
少し焦る気持ちになりますが
まだ冬型とは言えない気候なので
なんとなくまだ緩んでいます。
名古屋市名東区 牧会計事務所の
近藤(女)です。
毎年のことですが 「年末調整」の季節がやって来ます。
年末調整や確定申告で必要な書類として
加入している保険会社から「生命保険料控除証明書」
や「地震保険料控除証明書」が届きます。
所得が給料だけの人は、会社が年末調整をして
年間の所得税の計算をしてくれます。
その時に会社で天引きされている「社会保険料」
だけでなく 個人的に加入している
生命保険や個人年金 地震保険などを所得控除として
計算してくれる制度です。
保険料控除は一般の生命保険料と介護保険料
個人年金保険料に分類されます。
契約の時期によって取り扱いが異なります。
新契約は 2012年1月1日以降の契約
旧契約は 2011年12月31日以前の契約
新契約では「一般生命保険料控除」「介護医療保険料控除」
「個人年金保険料控除」の3種類の控除枠があり、それぞれ
最高4万円 合計で最大12万円の給与所得控除が受けられます。
旧契約では「一般生命保険料控除」「個人年金保険料控除」の
2種類の控除枠があります。
こちらは最高5万円の控除になります。
但し、新契約と旧契約合わせて合計最大控除額は12万円と
なります。
控除の為に保険に加入するわけではないと思いますが
「一般生命保険料控除」の対象になるのは
定期保険や終身保険 学資保険などです。
「介護医療保険料控除」の対象になるのは
医療保険やがん保険 などです。
「個人年金保険料控除」は 個人年金保険税制適格特約が
付加されている個人年金保険が対象です。
控除証明書に記載されている金額を見ると一年間に
支払った保険料の多さに驚く人もいるでしょう。
補償がだぶっていたり、不足していたりして
必要な時に必要な補償が受けられない様では
せっかくの保険料が無駄になってしまいます。
そんな事のない様、これを機会に保険の見直しを
してみては如何でしょうか。
物価高の折、なかなか節約出来ないですが
少しでも出費を抑える事が出来たら良いと思います。
皆さんも一度「保険料控除証明書」を見て
支払っている保険の種類と保険料を確認してみて下さい。
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